大河の一滴

評価:
ブリギッテ・シジャンスキー
瑞雲舎
¥ 1,575
(2008-11-01)

JUGEMテーマ:読書


我が家の近くには北上川が流れています。この頃は朝起きると、外の世界は真っ白。
もちろん雪や霜ではありません。
霧状の水の粒粒があたり一面に漂っていて、それで真っ白になるのです。
あたりは白い空気に包まれて、近所のお家も見えないほど。
ちょうど今の秋もそうですし、春にも、同じように朝、霧に包まれます。
こちらのほうではこの状態を「ガスがかかった」と言います。
ガスがかかった日は、決まって晴れ。昼間は暑いほどのいいお天気に恵まれます。

原因は北上川。大きな川の川面から、小さな水の粒がが空気に混じって、あたりを白くしています。大きな川の周辺に住んでいるお宅でないと、経験できない自然現象かもしれません。

そんな大きな川ですが、岩手の県北のほうには「北上川の源流 ゆはずの泉」というところがあります。
川幅も広く雄大な北上川ですが、もとをたどればぽたぽたと湧き出る、湧水がスタート地点。「大河も一滴から」とはよく言いますが、北上川も本当にそのとおりです。

百聞は一見に如かず、ということで、先日、車を3時間走らせ、子どもたちと一緒にその源泉を見てまいりました。
本当に少しずつぽたぽたと湧き出る湧水を目の当たりにして、自然のすごさをまた感じてきたひと時でした。

そんな子供たちにちょうど良い本を読みました。
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「まつぼっくりぼのうけん」は山の中のほそいほそい小川のほとりにある松の木に、5粒のまつぼっくりがなっていて、川に落ち、冒険を始めるところからお話がスタートします。
まさに川の源流から大河へと続く川を下っての冒険です。
5粒の松ぼっくりたちは、思い思いに気に入ったところに根をはり生きていくことにします。
あるものは住み心地のよさそうな川岸に。
あるものは滝となって激しく落ちる落差の途中にある、ちょっとした岩のくぼみに。
あるものは流れが穏やかな川岸に。

とうとう川の最後まで流れて行った松ぼっくりは大きな海に出会います。塩辛い水で、消えて無くなりそうな気がしながらも、松ぼっくりは海辺にの砂浜に休むことにしました。
そして小さな松ぼっくりは…

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広い広い視野で、大きな大きな自然界を感じ、どんなところでも生きるということを感じられる絵本だと思います。
ぜひ、読んでみてくださいね。


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